未だ見ぬ波を追い求めて旅に出る事は、 全てのサーファーにとって特別な時間でしょう。
しかし実際に旅に出ると楽しい事ばかりでなく、困難にも直面する事も多くあります。
トラブルの最中には、なんてツイてないんだ!とか、もう最低!とか思うでしょう。
しかし時間が経つと、そういう思い出も笑い話になってお酒のツマミになったりします。
非日常な体験が時間と共に消化され血肉となり、ひとまわり成長したのです。
僕も旅を始めた頃はインドネシアのいい加減さに何時もイライラしましたが
長く経験を積んで行く内に、実はそれは大切な事だと気が付きました。
この広い地球の中で生きてて私達が知ってることは、ほんの僅かであり
学校の教科書で習った事なんて旅には殆ど役に立ちませんでした。
そう悟ってからは、自分の目で見た事だけを信じる様になりました。
波乗りを通じて自然の偉大さ大切さだけでなく、生き方に対しても学びました。
何時の間にかサーフトリップが自分の学びの場になっていたのです。
近年サーフトリップも便利になり、情報は容易に手に入りますし
簡単に有名なポイントに行けたり、美味しい食事、買い物を楽しんだり、、、
しかし僕は何か大切な物を見失ってないかと感じるのです。
せっかくの学びの時間を無駄に費やしてしまっているのではないか?
学びの旅ではなく、表の煌びやかな部分しか見ない観光になってないか?
便利になって多くの観光客が押し寄せる場所は
その煌びやかな裏に深刻な社会問題を多く抱えています。
インドネシアの村の人々の多くは純粋で影響を受けやすいので
外部からの訪問者は細心の注意を払って行動する事が必要です。
現地の人々とコミュニケーションし、お互いの理解を深める事で
その土地のルールやモラルを学び、自分達との習慣の違いを学ぶ。
お互いの将来にプラスになる学びの時間としてサポート出来ないだろうか?
そう僕は考え、そんな旅を提供する事を生業にしょうと決意しました。
インドネシアの手付かずの豊かな自然と人々の暮らしを
実際に見たり経験したりして今後の人生に潤いとなるような環境に
旅慣れていない方だけで行くのは、とても心配が付きまとうでしょう。
インドネシアを20年放浪して得た、旅の経験と現地ローカルとの
繋がりをフルに活用し万全のサポートで、少しでも安心して戴く事で
今まで適わなかった旅の可能性を広げられる様に
現地のパートナー達と綿密に打ち合わせています。
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